D−45

馬路村の皆さん元気ですか、私は元気です。


コロンボ行きの超特急列車は
全席指定の予約制ですが
バスよりも遥かに快適で速く安いので
首都に上る際にはほとんど、これを使っています。
今日もいつものように
前日に買ったチケットをもって
午前6時10分発の列車のホームへ。

座席はD車両の45番。


いつものように、車両を探します。
D、D、D、D、D、、
あれ?見逃したのか、
最終車両に行き着いてしまいましたねぇ。
まぁ、よくあることです、気を取り直して
また、折り返して探します。
今度は見逃さないように、注意しながら。
D、D、D、D、D、、、、、
ない、、、またもや、先頭車両に舞い戻りです。
うーん、、さぁ、どうしたものか。


そうしたところへ、車掌を発見。
そして、車掌は「Dはあっちだ」と。
そうか、そうか、最初っから聞けばよかった、と、
教えてくれた方へまた、戻ります。。
しかし、しかし、またもや行き着いた先はまたもや、先頭車両。


不審な行動とは目立つもので
それから、いろいろな人が声をかけてくれまして
その度に「あっちだ」「こっちだ」と。
いわれるがままに、右往左往、右往左往。
そうするうちに、ついに、発車のベルが。。。


そして、結論。
結局の列車にDの車両はありませんでした。


日本なら考えられないでしょう。
しかし、この国ならありえてしまうのです。
仕方がないか、、とおもえてしまうのです。
すごいでしょう。
予約チケットのダブルブッキングならまだしも、
車両ごとなかったのですからね。恐るべしスリランカ


その後、仕方がないので
車両と車両の間の出入り口に
足を外に投げ出して座りましたが
汽車にはドアがないおかげで
そこは、
美しい景色と風をめいいっぱい浴びることができる
最高の特等席でした。






幻のD−45はこのためだったのではないか、と。
ハクナマタタ、ケセラセラ
なるように、なりました。