不毛な議論、心の核を垣間見る

馬路村のみなさん元気ですか、私は元気です。


ふと、
人間が一番階級の高い生き物にきまっている、と店主はいいました。
誰が決めたのか、と私は問いました。
そんなこと聞くまでもない、坊さんもいっているし、そうに決まっている、と彼はいいました。
じゃぁ、生まれ変わったら牛でもいいのか、と続けて彼はいいました。
嬉しく生きられる牛ならなんの問題もない、と私はいいました。
過去に罪を犯した人がなるのは牛だ、
来世も人間に生まれ変わるために、現世では得をつまなければいけない、と彼はいいました。
じゃぁ、苦しくて嫌なことだらけの不運な人間と
毎日、気楽で楽しそうな犬とやったら、どっちがえい?と私がきくと
彼は一瞬だまりましたが、犬はかわいそうに決まっているといいました。
誰がきめたのか、とまた、私はいいました。

こんな会話をくり返して3時間。
おかげで、日が暮れてしまいました。
こんな一日もたまには、いいものです。