今日は愚痴です

馬路村のみなさん元気ですか、私は元気でおります。


引っ越したせいで
インターネットが繋がらなくなっていました。
この国のインターネット事情は
案外、整備されており、
民間会社も3社程あるのです。
ということで、
幸いにして、別の会社では
電波が繋がるらしいという情報を得て
契約するべく、その店の門を叩いた話です。


通されたカウンターの店員は
ニコリともする気配はなく、
じっとこちらを見据えて
アゴで「用は何?」と聞いてきました。
プライドが高く、役職も高い店員だということが瞬時にわかりましたが
ここはシタ手に
インターネットの契約をしたい旨を伝えると
彼は「インターネットの電波が通じるかどうか調べなければいけない」
と、いいました。
いつ、どういう過程を経て、調査をするのか訊ねると
急に不機嫌になって
「さっきも言った通り、調べなければいけない」
舌打ち気味に言い放ちました。
それは、わかっている、で、どうやって?と訊ねると、
「あなたの3G携帯が動けば電波が通じる、小娘よ』
当たり前の事を聞くな、といわんばかりの勢いで答えました。
私の携帯は3G携帯ではない、どうするのか、と問うと、
「この携帯では調査できない」と、
その携帯電話を機嫌悪そうに手でもて遊びながら
やれやれ、という表情で眺めました。
こんなが小娘にインターネットの金が払える訳がない、とでも思っているのか、
言葉の理解が出来ない小娘に何度話しても、通じそうにもない、とでも思っているのか、
とにかく、そのあまりある態度に
私の我慢は限界に達し、
また、彼が何かを言おうとしたと同時に
その男から携帯電話をむしり取り
無言で力いっぱいの拳をガラスの机に叩き付け
周りの失笑も男の驚いた顔もかえりみず、荷物を掴み、
気がつくと、店の外に飛び出ていました。


スリランカ人全員が敵に見えました。
インターネットなんて、もう二度と使うものか、とも一瞬おもいましたが
だんだん、冷静さが戻ってくると
やはりそれは少し支障が大きすぎることに気づくのでした。


しかし、さっきの店に今更戻る事ができるはずもなく、途方に暮れていましたが
その会社の支店がバスの車窓から見えたような記憶がふっとよぎり、
そしてそれは正解で、その店の優しいお姉さんの説明のおかげで
どうにか、こうにか、
無事にこうしてインターネット開通の運びとなった訳でした。