ゴミ拾い隊

馬路村の皆さん元気ですか、私は元気です。


人がいぶかし気に見ています。
ハテナ、ハテナ、ハテナの表情。

日本人の集団が突然街にあらわれて
緑の袋を片手に片っ端からゴミを拾っているのですから
そりゃぁ無理もありません。

このブログでも何度も綴っている通り、
この国の人々はびっくりするくらい
どこでもかしこでも、ゴミを捨てます。
何の罪悪感も悪気も無く
当たり前のようにゴミをポイッと。
ですので、当然、至る所にゴミだらけ。
ひどいものです。

で、見るに見兼ねて、
隣の街のクルネーガラの隊員達が立ち上がったのが
4ヶ月前のことでした。
こうして、皆で集まってゴミを拾うおう、と
声をかけ、月に一度、ゴミ拾い隊が出動している、と。

しかし、皆ではなしながら拾っていくうちに
根本的な問題にぶつかりました。
一緒にゴミ拾いをしたチャミラ君(コロンボ在住、環境系の大学院生、日本留学暦6年)曰く、
彼らは、なぜ、ゴミを捨ててはいけないのかが、わからない、のだと。
そんな教育を受けたことも無いし、教えられたことも無い。
こどもの頃から大人のする当然の姿を見てきているので、
なんの疑問も持たない、と。
おまけに、ゴミを拾うのはカーストの低い人の仕事だ、と。

うーん、なかなか、難しい、根の深い展開。
そう、一筋縄ではいきそうもありませんが
コツコツ日本人の我々にできることをやっていきたいと思うのです。